各国際機関の調達実績
UNGMデータベースによれば、2023年における医療分野での国連調達市場規模は約48億ドルでした。金額面で最も調達規模が大きかったのがUNICEFであり、医療分野において約30億ドルの調達が行われました。次いで、PAHO(WHOのアメリカ地域事務局)、WHOといった国連機関が多く調達しています。
調達を商品別で見ると、医薬品やワクチンの調達が7割を占め、次いで医療機器・備品が2割でした。なお、ここでの商品のカテゴリーは国連が定める商品分類コード(UNSCSP)に基づきます。

医療分野の調達が最も多いトップ3の国連機関はUNICEF、PAHO、WHOです。医薬品、ワクチンの調達が主ですが、WHOでは医療機器の調達が多いです。

直近2023年の調達では、UNDP、UNICEF、UNOPSともに医薬品、ワクチンの調達が最も割合が高い結果となりました。

国連機関別ではUNICEFからの調達が多く、カテゴリ別では医薬品等の調達が最も多い。各機関、年によって調達の多寡はあるものの、直近6年で見た調達額は横ばいもしくは増加傾向。

医薬品等の調達額
