国際公共調達情報プラットフォーム

国際公共調達とは

国際公共調達とは、国際機関や各国政府などの公共機関や団体が、製品・サービスを調達することを意味します。民間企業の役割としては、実施される調達案件に対して、製品・サービスの供給を行うことが挙げられます。


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国際公共調達の例として国連調達があります。国連調達は、国連機関が実施する調達であり、2023年には約249億ドル規模でした。その内、医療分野の調達は全体の約5分の1を占めています。医療分野の調達額の経年変化を見ると、2016-2019年ころは年間約40億ドル規模でしたが、COVID-19の影響下で調達額が急増、その後2022-2023年にかけてCOVID-19前の規模に戻りつつあります。


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国連調達において、医療分野における調達は医薬品、ワクチン、医療機器が9割を占めます。国連機関による医療分野の調達としては、UNICEFによる調達が6割を占めます。


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国際公共調達への参入企業について、どういったプレイヤーがいるのかを実績ベースで紹介します。左の表は、国 連調達統計による医薬品、ワクチン分野におけるサプライヤーの企業です。右の表は、 UNICEFの調達 実績による診断薬のサプライヤー企業です。国連は、世界各国の企業 から調達していることが分かります。


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次に、国連調達における医療機器分野の調達実績を確認すると、各種診断薬や防護具、栄養食品、ワクチン用のコールドチェーン機器など、様々な製品が取り扱われていることがわかります。また、医療機器についても世界各国の企業から調達が行われていることがわかります。


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以上が国際公共調達の概要です。医薬品・医療機器分野における国際公共調達の概要についてより詳しく知りたい方は、次の資料をご参照ください。

国内外の事例から学ぶ医療製品の国際展開(国立国際医療研究センター資料)


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